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新年のご挨拶ならびに総選挙を受けて
新年あけましておめでとうございます。 日頃より日本ミャンマー協会の活動にご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。本年が、皆さまにとりまして穏やかで実り多い一年となりますことをお祈り申し上げます。 ミャンマーでは現在、総選挙が段階的に進められています。今回行われたのは総選挙の第 1 回目の投票で、12 月 28 日に実施されました。今後は、第 2 回目が 1 月 11 日、第 3 回目が 1 月 25 日に行われる予定です。 今回、日本ミャンマー協会は、民間団体として、ミャンマー選挙管理委員会 (EC)からの招請を受け、12 月 26 日から 1 月 3 日までの日程で国際選挙監視団の一員として参加しました。結果として事後のご報告となりましたが、現地の状況を直接確認する機会を得ることができました。 ミャンマー選挙管理委員会(UEC)の発表によれば、第 1 回投票に際しては、9 か国から約 70 名の国際選挙監視団が参加しました。これに各国外交団関係者を加えた関係者に加え、選挙取材のため、海外 61 のメディアから計 215 人の外国人ジャーナリストが取材申請・入国を許可されたとされています。 監視活動の一環として、ネピドー地域では 6 か所の投票所を視察しました。投票当日は朝早くから多くの有権者が列を作り、落ち着いた雰囲気の中で投票が行われていました。今回の選挙では、電子式投票機が導入されており、その運用状況も現地で確認しました。 第 1 回目の投票結果については、今後の投票とあわせて全体像が明らかになっていくものと考えられます。今回の選挙は一度で完結するものではなく、複数回に分けて進められるプロセスの一段階であることを踏まえ、慎重に見ていく必要があります。 一方で、大晦日から新年にかけては、ヤンゴン中心部に多くの人々が集まり、穏やかな雰囲気の中で新年を迎える様子が見られました。人々の姿からは、これからの変化への期待や、日常を取り戻したいという思いが自然に感じられました。 日本ミャンマー協会といたしましては、感情的な評価や単純な善悪の図式にとらわれることなく、事実や制度、そして現地で得られた実感を大切にしながら、今後もわかりやすい情報発信を心がけてまいります。日本とミャンマーの間にこれまで築かれてきた関係を尊重しつつ、対話と関与を通じて、ミャンマー社会の安定と人々の暮らしの改善につながる道を探り続けていきたいと考えております。 本年も、日本ミャンマー協会の活動に引き続きご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 日本ミャンマー協会 代表理事
ゾウ・ゾウ氏、FIFA社会的責任委員会委員長に就任
Photo: Myanmar Football Federation (MMF) FIFA(国際サッカー連盟)は、ミャンマーサッカー連盟(MFF)会長のゾウ・ゾウ氏を、2025年から2029年の任期でFIFAサッカー社会的責任委員会の委員長に任命した。これは、10月にスイス・チューリッヒで開催されたFIFA理事会において正式に承認された。イレブンメディアなどが伝えた。 FIFA社会的責任委員会は、自然災害や社会的困難に直面する国々への支援活動の調整および低所得国におけるサッカー開発の推進を担う、FIFAの中核的な社会貢献部門という。副委員長には、元アルゼンチン代表のハビエル・サネッティ氏が就任し、委員長・副委員長を含む23名の国際的なメンバーで構成される。 ゾウ・ゾウ氏は、ミャンマーの有力財閥Max Myanmar Groupの創業者であり、建設、ホテル、セメント、物流、エネルギーなど多岐にわたる事業を展開してきた。現在も影響力を保ち続ける一方、教育・医療・スポーツを通じた社会貢献活動にも注力しており、慈善財団を通じて国内の学校建設や医療支援を行っている。 サッカー界では05年からMFF会長を務め、若手育成や女子サッカーの強化、スタジアム整備などに尽力。アジアサッカー連盟(AFC)では上級副会長を務め、AFC社会的責任委員会の委員長、Dream Asia財団の理事としても活動している。 スポーツが開く新たな外交 FIFAは、政治的中立性を原則とする国際スポーツ団体であり、各国の政治状況に左右されず、サッカーを通じた社会的貢献を推進する立場を取っている。今回の人事も、「個人の専門性と国際的な経験を重視した選任」であり、ミャンマーという国の政治的背景に対する評価とは切り離して考えるべきだ。 このような姿勢は、スポーツが外交の補完的手段として機能する可能性を示している。たとえば、2024年には日本サッカー協会(JFA)がミャンマーサッカー連盟とのパートナーシップ協定を締結し、指導者養成や女子サッカー強化などの分野で協力を進めている。しかし、在日ミャンマー人団体からは協定の見直しを求める声も上がっており、スポーツ外交が抱える課題も浮き彫りになっている。 ゾウ・ゾウ氏の委員長就任は、ミャンマー国内外のサッカー関係者にとって希望の象徴となる可能性がある。FIFAはその理念に基づき、公平で包括的な社会貢献を推進する姿勢を今後も貫いていくだろう。政治的困難を抱える地域においても、スポーツが果たすべき役割は明確だ。外交の補完手段としてのスポーツの力が、今まさに問われている。
戦略インフラ先送り・実務先行 中緬首脳会談
ミャンマーのミン・アウン・フライン大統領が大統領として初めて中国を公式訪問し、習近平国家主席ら3首脳と会談、18件の合意・MoUに署名した。インド訪問(5月30日~6月3日)に続く多方向外交の一環として実務協力の枠組み固めを優先したが、大型インフラ開発の2案件は今回の合意に含まれなかった。 Ministry of President's Office ミン・アウン・フライン大統領、