ティラワSEZ訪問

9月初めにティラワSEZ(経済特別区)を訪問し、MJTD((Myanmar Japan Thilawa Development)の梁井社長にお会いしました。(写真の向かって右の方です。)

同社は2015年の竣工に向けて、400ヘクタールの工業団地開発(土地の造成)工事を急ピッチで進めています。現在は800人もの人が工事に携わっており、雨も漸く少なくなって、工事も計画通り進み、写真のように、少しずつ道路など工業団地の形が見えてきました。

このプロジェクトは日本・ミャンマー政府が官民一体となって進めている目玉事業のひとつと言えます。将来、ここに多くのミャンマーの人々の働く場ができて、様々なミャンマー製品が世界に向けて出荷される日が来ることを期待しています。

渋谷ザニーさん(ミャンマーでのスポーツ・教育支援事業)

この写真の笑顔の爽やかな青年、渋谷ザニーさんは、ミャンマーで生まれ、東京を拠点にアジアを中心に活躍している日本の若手ファッションデザイナーです。この度はヤンゴンでの「チャリティマッチ セレッソ大阪 VSミャンマー代表」イベントに関連して、ミャンマーの子供たちにプレゼントするサッカーユニフォームの製作をお願いしました。

このチャリティマッチは日本・ミャンマーの外交関係樹立60周年記念活動として、ミャンマーサッカー連盟と日本財団さんがイニシアチブを取り、私たち日本ミャンマー協会などが協力して行いました。スポーツを通じて、ミャンマーの将来を背負う子供たちをサポートするための活動であり、これからも続けていきます。よりたくさんのミャンマーの子供たちが笑顔になるような活動になれば良いと思います。

 

ミャンマー人材送出し企業訪問記

昨今日本では建設や農業、介護分野において若年労働者の不足が顕在化して外国人技能労働者の受入についての議論が盛んになっています。そのような背景もあり今回出張の合間を見つけて事務局としては初めてヤンゴンの人材送出し企業を数社訪問して実情をヒアリングしました。

総じて云えることは、今回訪問した送出し企業は大半が下町の古い長屋アパートにある100平米未満の事務所でそこに語学教室が併設されていました。現在、労働雇用省に登録されている海外への人材送出し企業は約180社とのことで、登録されていない企業は海外への送出し業務はできないとの事。

ミャンマーは軍政の時代から海外に労働者を送って外貨を稼いできたが、派遣先は中近東やタイ、マレーシア、シンガポールが中心とのことで、日本にはこれまで手続きが極めて煩雑な為「技能実習生」という労働目的ではきわめて少なかったとの事。しかしながら昨今日本の外国人技能実習生の受入環境が変わりつつあることをミャンマーの送出し企業は敏感に感じており、ここ数か月で日本への送出しを行った企業も20社ほどに急増しているとのことであった。偶々、私たちが訪問していた送出し企業では、「5社ほどの日本の受入機関が視察・打合せにくる」との事でした。

ミャンマー側の送出し機関にとって日本はまだ「未知の国」であり、当分は手探りの状況が続くであろうが、日本の絶対的な若年労働力の不足を考えると、若いミャンマー人の技能研修生が着実に増えていくものと思料する次第。今回いくつかの送出し機関を訪問して、近い将来双方ウイン・ウインの関係が築ければと思いました。

今回訪問した送出し機関でそこの社長とのスナップ

VISA on Arrival物語[4] Visa on Arrival の豆知識 

書類が3種類揃っていれば、何も問題ないVisa on Arrival (ミャンマー空港到着時取得VISA)

必要書類:
① 入国VISA申請用紙(Application for Entry VISA)+証明写真
② 現地企業からの招待状(Invitation Letter)
③ 招聘元現地企業のミャンマーでの事業証明書

取得費用: US$50